広島牡蠣の特徴
広島の牡蠣生産量は全国1位です。
おおよそ、全国の生産量の半分を、広島県産が占めています。
牡蠣は、環境により、細長くなったり、丸くなったりと殻の形が変わるという特徴があります。
そのため、同じ牡蠣と言えども、殻の大きさや身の大きさに違いが出るのです。
北海道や東北地方の牡蠣に比べて、広島牡蠣には次のような特徴があると言われています。
殻の大きさ: 小さい
殻色: 黒紫色
殻のくぼみ: 深い
肉重量指数: とても高い
一般的には、殻は小さいけれど、
身は殻の割に大きくぷりっとしていて濃厚な味わいといわれています。
旬の時期は、年明けの1月~2月です。
その時期は、牡蠣の体内においしさの元となるグリコーゲンが大量に蓄えられているからです。
牡蠣をおいしくする広島湾の環境
牡蠣の味は、養殖場の自然環境によって大きく左右されると言われています。
広島湾が、牡蠣養殖に最適な理由とは・・・。
穏やかな地形・風波・潮流
島や岬に囲まれ、波が静かでありながら、適度な潮の流れもあるため、牡蠣の生育に適した環境です。
また、養殖筏が、安全に設置できることも大事な条件です。
牡蠣の生理機能にぴったりの水温変化
夏の水温上昇は産卵の刺激を与え、秋の水温低下はグリコーゲンの蓄積(牡蠣の身入り)をすすめます。
ほどよい塩分濃度
流れ込む河川水の影響で、牡蠣が好む「甘い水(少し薄い海水)」の海域となります。
豊富なプランクトン
牡蠣の大好物は、植物プランクトン。
流れ込む河川水によって運び込まれた栄養塩が、植物プランクトンを育むのです。